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2022/01/18 14:29

脱・紙印刷について

こんにちはお久しぶりです!
去年の導入から購入申請の電子化に手こずっています。いとまきです。

弊社ではなんとか営業さん、事務員さんまでKintoneの利用人数を増やし25名まで広げることに成功しましたー!
そこで問題になっているのが、DXの「X」の部分…業務改革がなかなか進められず困っています😥

特に承認処理なんかは印鑑を押す順序なんて関係なく、
「漏れなく情報共有できていること」に意義があると思うのですが、弊社では右端から(部下→上司)順番に印鑑を押すことこそ正義!みたいになってて、わざわざKintoneでそれを実装するのはナンセンスだと感じています…。

そこで皆さまにデジタル化する際に
・どうやって業務方法の変更を提案したか
・そこであったトラブル
・解決できた場合はどのように決着をつけたか
お話をお聞きしたいです!

既に何度も議論された内容かもしれませんが、今年初(?)ということでお願いしますー!🙏✨✨

2件のコメント (新着順)

いとまきさん

・どうやって業務方法の変更を提案したか
・そこであったトラブル
・解決できた場合はどのように決着をつけたか

いやいやどれも難問ですね。答えは100社100通り、いや100案件100通りで、どれが正解というのもない世界だと思います。

そうですね。私も色々やってて思うのは「効果が大きい改善ほど抵抗も大きい」ってことですかね。

「今までと同じやり方で違う結果は得られない」のですが、正直、組織のなかで変革していきたいと思ってる人の割り合いって、やっぱりそうでない人の方が多いです。

いわゆる「働きアリの法則」というのは納得する部分もありますし、「昨日と同じ仕事を今日もしたい」と考えてる人の方が多いのはホントのところ。実際、改善しても目に見えて給料に反映されるわけでもなくって。。。

ただ「改善したい・変えていきたい」と思っている人もたくさんいます。kintone界隈は、他と比べてそういう人たちの比率が圧倒的に多いので、現実とのギャップに戸惑うところです。



さてどうするかですが、まずは「抵抗勢力を分析する」ですかね。

1.例えばハンコ文化
ほとんどの押印は商慣習で、それ自体に意味がない(なくても構わない)事が多いのですが、押印に意味があると思う人が大勢をしめている場合は、意味がでてきてしまうんですね。印影があると重みがあるとか。

ソコを正論で論破しようとしても得策ではないと思ってて、名より実を取るというか、
私も導入当初、押印はやっぱり必要だと言われるので、色々実現方法を模索・提案しました。

一例ではこれ
https://note.com/46u/n/n603f83574ba7

押印やそれに類する企業文化に合うものを提案していきました。



2.例えばExcel文化
私自身、Excelもkintoneも大好きでそれぞれいいツールとおもってますが、組織の中では、Excel対kintoneと考える人もいて、それはやっぱり昨日まで使ってきた慣れたツールを今日も使いたいと考える人が多いからです。

その中で、「これからはkintone!」みたいな事を言い出すと警戒されますし得策ではありません。

RepotoneU Pro(レポトンU Pro)というプラグインはExcel出力できる帳票プラグインで以前キンコミでも書きましたが
https://kincom.cybozu.co.jp/chats/7m3q0cqgzcepm0np

これ、機能自体の利便性のほかに「今まで使ってたツールも便利に使えますよ」ということで、相手の心理的な抵抗感を下げる効果もあるのです。

(帳票プラグインなので、「脱・紙印刷」という意味でも、紙→Excel(電子化)→kintoneとスムーズに持っていけるかもですね)



2つ事例を紹介しましたが、kintone導入後それらがどうなったかというと

1.例えばハンコ文化
kintoneが普及してしかるべき地位を確立した現在では、そもそも押印(印影)には誰もこだわらなくなった。

2.例えばExcel文化
Excelが必要な業務には、Excel変換機能を便利に使ってますが、kintoneに慣れた今、必要以外でExcel変換することはなくなった。



「北風と太陽」ではないですが、これらは正面から正論で突破するより現場に寄り添うアプローチで突破する方が良かったケースです。

突破したあとは比較的ラク。何事も新規に始めるのは難しいが、一度始めたら修正は比較的ラクってのもあります。
会社でも、あれだけ苦労して稟議を勝ち取った新規システムやハードウェアの案件が、更新(リプレイス)や拡張は比較的スムーズだったりしませんか。まずは最小限の仕組みを導入して、それから徐々に改善するのも方法としてはありです。



もちろん、改善マインドが高いグループだった場合は、そんな回り道せずいきなりベストな改善を狙うのもあり。
その場合はスモールスタートをして、「なんかkintoneってすごいらしい」って社内で噂になるのを狙うってのもあります。

「キャズム理論」でもあるようにある点を境にばっとkintoneの普及の潮目が変わることはあります。

そこは「スタート時の人数は少ないので初期効果は小さいが抵抗も小さい」というのを狙ったパターンです。



とりとめもなく、長くなってしまいましたが、^^;
「効果が大きい改善ほど抵抗も大きい」ので、そこは状況をよくみて、名より実を取るにはどうするかという視点で考える。

結局そういうことかなと私は思います。


いとまき
2022/01/19 10:06

ここまで詳細にお返事いただき感謝です!🙏

「効果が大きい改善ほど抵抗も大きい」は本当にその通りですね…。
現在は巻き込む人数も最低限、効果も小さいというパターンで進めているので
どこかの時点でKintoneに触れてない人がそんな便利なのあるんだ!?と興味を持ってくれるのを待ちつつ、釣餌の拡充をしていこうと思います!

働きアリの法則やキャズム理論などもご紹介ありがとうございます!
改善提案していく立場だから利便性を~~を改善ばかりに目が行って、
こういったユーザーの行動を分析するという観点が抜けていたので
じっくり勉強してまずは心に余裕を持ちたいと思います~!

Excelは弊社には浸透してないので導入自体は難しいですが、
個人的にはとても魅力的なプラグインです!!ご紹介ありがとうございます!

為になるお話、ありがとうございました!☺

こんにちは。

弊社でも多くの業務をkintone化してきました。
その中で大きめの変更の提案に関しては「業務改善提案制度」があるので、
「現状の問題点」「改善案」「体制・スケジュール等」を入力して申請するアプリでワークフローを組んでいます。
なので提案そのものはスムーズに進んでいくことができます。

トラブルというか、改善の壁になるのは「これまでの慣習」です。
kintoneでアプリを作っても、今まで通り紙でやってしまうような人はまだまだいます。
こればっかりはコチラから案内を出し続け、少しづつ意識を変えていくしかないですから、気長にいくしかありませんね。


いとまき
2022/01/19 09:16

業務改善提案制度!
大きく変わる部分に関しては上長を巻き込めるのいいですね…

習慣は本当にその通りで今までの業務が非効率だと感じつつも、
改善するのにパワーがいるから後回しにし続けているという現状があるので
めげずにプッシュし続けていきたいと思います😤