関連レコードを使って

という書き出しだったので、関連レコード一覧前提で考えていました。

一つの企業＆一つの案件に紐づいた形で表示

「一件に絞り込んで表示」するだけでよいなら、ルックアップフィールドを使う手もあります。

①図１のようなレコードがあったとして、
②絞り込み表示用のフィールドを図２のように配置します。
③ルックアップ（ここでは企業コード）の設定を図３のように設定します。
④企業コードに対象のコードを入力して［取得］ボタンを押すと図４のような表が出るので、
⑤所望のレコードを［選択］すると、
⑥図５のように絞り込み表示され、同時に他フィールドへの値転記がされます。

《メリット》
・基本機能のみで実現できる。
・活動の案件名のゆらぎは不問にできる。

《デメリット》
・複数レコードは選択できない
・基本機能のみだと、企業コード入力は人手でのベタ入力
・所望の案件特定は目視、かつ、［取得］および［選択］ボタン押下が必要
・企業コードをプルダウンなどにしたい時は、カスタマイズ必要
・「プルダウンなどでの選択値」をルックアップに転記するのもカスタマイズ必要
・部分一致で絞り込みたい時もカスタマイズ必要

ここまで書いていて疑問が一点。

そもそも論で恐縮ですが、レコードの絞り込みを

同アプリ内

で行いたい理由って何なんでしょうか？

関連レコード一覧もルックアップも編集画面で使用すると思うのですが、関連レコード一覧は今編集画面を表示しているレコード内容と”違う”レコードを引っ張ってくるものですし、ルックアップで今の編集画面のレコードを指定したら、画面と”同じ”内容が表示されるだけなので…
単純にレコードを絞り込む（＋１件表示する）だけなら、レコード”一覧”の絞り込みで事足りるのでは？と思った次第です。

よくやるやり方だと思うので、既に試されていたらすみません。
「活動の案件名」がばらけていないことが前提ですが、
もう１つ文字列（1行）フィールドを用意して「自動計算する」にチェックを入れ、
　企業コード＆活動の案件名
で文字列を連結。
このフィールドを関連レコード一覧の条件に指定する、というやり方です。

「活動の案件名」が１文字でも違っていたら紐づかないので、どうやって統一させるかどうかの運用方針のほうがネックですが^^;

「活動履歴アプリ」がどのようなフィールド構成になっているか分かりませんが、関連レコード一覧の絞り込み条件は「全文一致」です。

もし、「企業コードで絞り込み、活動案件名でさらに絞り込みたい」のでしたら、
　①活動履歴アプリに（活動案件名はある程度フリーフォーマットなのでしょうから、）ハッシュタグのようなイメージで”活動種別”などの既定文字列を選択するフィールドを追加する。
　②［表示するレコードの条件］を企業コードにするために、企業コードフィールドを関連レコード一覧”外”に配置し、それを設定する。
　③①を［さらに絞り込む条件］に設定する。
とやれば、イケると思います。

ご参考になれば幸いです。