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【標準機能で叶えたい!】「AND」と「OR」を組み合わせて絞り込む方法


こんにちは、kintoneカスタマーサポートです🤝
本日は、絞り込み機能の活用に関する情報を配信させていただきます!

便利機能として、たくさんのユーザー様にご活用いただいている絞り込み機能ですが、 
製品への要望として、よくサポートにお声をいただくものがあります。

それが、、、
AND(すべての条件を満たす)とOR(いずれかの条件を満たす)を組み合わせて絞り込みたい!
というもの。

kintoneは、絞り込みで複数条件を設定する時、
「すべての条件を満たす」「いずれかの条件を満たす」という、
AND / OR のいずれかを選択することができます。

AND と OR の両方を使って絞り込むことはできないのですが、
組み合わせて使いたいシーンもありますよね😢

(例)
📝 配置しているフィールド
・日付(日付フィールド)
・勤怠(ドロップダウンフィールド)
・備考(文字列(1行)フィールド)

💡 実施したい絞り込み
・日付 = 先月
 AND
・勤怠 = 有休(1日) or 有休(半日)
 OR
・備考 ≠ 空白


😢 実際の挙動
※以下の2通りに分ける必要があるため、一覧も2つに分かれてしまいます。

・日付 = 先月
 AND
・勤怠 = 有休(1日) or 有休(半日)



・日付 = 先月
 AND
・備考 ≠ 空白


そこで、絞り込みを分けて確認するのは手間だ…というお客様に向けて、 
IF関数を利用してANDとORを組み合わせて絞り込む方法 をご紹介させていただきます✨
→ IF関数を使って、あらかじめレコード上で判定させておく方法になります!

📝 事前準備
サンプルアプリの「タイムカード」アプリに
勤怠(ドロップダウンフィールド)と備考(文字列フィールド)を追加しておきます。
▼タイムカードアプリ

💡 手順

1. 文字列(1行)フィールドを追加し、以下のようにIF関数で判定を行う計算式を設定します

IF(OR(備考!="",
             勤怠="有休(1日)",
             勤怠="有休(半日)"),"絞り込み対象","")


2. 絞り込み条件を設定します



いかがでしたでしょうか?

今回の方法は、レコード詳細画面にてIF関数を利用して判定を行うため、
毎回同じ条件で絞り込みを確認したいという場合に向いています!
(逆に、勤怠や備考フィールドの条件を毎回変えたい時など、
 動的な条件には不向きかもしれません;;)

ANDとORを組み合わせた絞り込みを保存して使いたいという場合には、
ぜひ一度お試しください^^

kintoneカスタマーサポートでは、
「よくあるお問い合わせや、製品の活用方法をより多くのお客様に知っていただきたい!」
という思いから、キンコミにてお助け情報を発信しております✨

ぜひ、その他の記事もご覧ください😊
次回の投稿もお楽しみに!